[ 想い ]陶磁器の温もりがある生活を提供したい

今、急須が家庭から消えています。

若者世代を中心に、
家庭で急須を淹れる人口が
急速に減少しているのです。

今、30代でお茶を毎日淹れるという人が、
どれだけいるでしょうか。
実は僕自身、2022年時点で33歳。
同世代の友人達と話をすると、
残念ながら「急須を使っている」人は
ほぼいません

そして、30代で急須を持たないと言う事は、
次世代にも、急須が伝わらないと言う事です。

こういった状況から、
家庭用の茶葉が売れなくなっており、
生産者も減少の一途を辿っています。
 
なぜ?
そんなにもお茶は
魅力がないものになったのか?

僕は、急須で淹れるお茶の魅力を
実感しています。
 
陶器の急須には、
不思議な温もりがあります
 
先人達から受け継いだ伝統と、
熟練した職人さんのワザが生み出す日本だけの結晶。
それが、急須です。
 
そんな急須文化を、
衰退させたくない。
むしろ、もっと魅力に触れて欲しい。
 
そんな想いから、
きつさこを創業しました。
 
そこから、年月が経ち、お茶文化そのものを
応援していければという思いから、
急須に加えて、茶筒、鉄瓶なども扱いました。
 
さらに、有難いことに成長を続けることができる中で、
製造元さんより、他のラインナップでのご提案も
頂く事が増えました。
 
お話を聞く中で、お茶業界だけではなく、
陶磁器そのものが今、
非常に苦しい状況にあることが分かってきました。
 
そこで、始めたのが「ごはん土鍋」です。
 
ちょっとした手間がかかっても、
おいしいものを食べる喜び。
これは、急須でお茶を楽しもうという
モチベーションに似てるかもしれない、と感じて。
 
僕が全てを解決できるわけではありませんが、
「お茶文化」「急須文化」「陶磁器文化」
を応援できるよう、
魅力ある商品を窯元と共に作り、
世の中に提供することで、
一人でも多くのファンを作る。
 
それが、温もりある陶磁器ライフを
次世代につなげる事だと、
僕は確信しています。
日本茶スペシャリスト
▼プロフィール
きつさこ代表:長谷川良太
早稲田大学在学中に、地域の魅力と衰退のギャップを目の当たりにし、衝撃を受ける。
卒業後、6年間オーガニック食品会社に勤務、独立。
現在、お茶や陶器の魅力を発信しながら、販売に邁進中。